2018年12月25日火曜日

Voicemeeter Bananaの使い方。

そういえばこんなブログあったな。
ほぼ1年ぶりの更新でございます。

VMBの使い方。
インストールはしてある想定

【Voicemeeter Banana メイン画面】

ダイヤル系のパラメーターはクリック+カーソル上下で調整できる。
ほとんどのパラメーターはダブルクリックでデフォルトに戻せる。
右クリックで詳細設定や種類が変わるパラメーターもある。


・赤枠 - ハードウェアインプット1,2,3


マイクなどの物理的な音声入力ソースを選択するエリア。
HARDWARE INPUT 1/2/3の下のSelect Input Deviceをクリックして、取り込む入力デバイスを指定できる。


基本WDM:(デバイス名)となっているものを選択すればOK。
WDM:Windows Driver Modelの略。よくわからん
KS:カーネルストリーミング。よくわかr(ry
MME:Windows Multimedia Extensionsの略。よ(ry



このパネルでエフェクトや効果をつけられる。あんまりつかわないけど気になるならいろいろ弄ってみよう



このパネルで、音量調整と、”このデバイスから入力された音をどこに送るか”を設定できる。(これがキモ)



・黄枠 - バーチャルインプット

PC上の音の入力をここにする。
Voicemeeter Bananaをインストールしたときに、再生デバイスに

VB-Audio VoiceMeeter AUX VAIO
VB-Audio VoiceMeeter VAIO

という仮想デバイスが2つインストールされるはず。

この仮想デバイスのどちらかを既定のデバイスに設定すれば、Voicemeeter BananaでPCの音の制御が可能になる。


このパネルで簡易的なイコライザーとマルチチャンネルの場合音の定位を設定できる。


・紫枠 - マスターセクション

このエリアでは、各出力先に出力される最終的な音量を調整できる。 
わかりづらいが、左からA1 A2 A3 B1 B2(後述)の各コントロールになっている。
上の効果やmono、EQ、Muteは触ってみればすぐわかるはず。


青枠 - ハードウェアアウト

ここでは、最終的なオーディオ出力先のデバイスを選択する。
最終出力デバイスはA1、A2、A3と3つまで設定できる。
この設定も一番最初にしておこう


・橙枠 - テープレコーダー

これは、指定したソースの音を録音できる機能。

右クリックで設定画面。
ここらへんは深く弄ってないためわからないが、PRE-FADER INPUTで録音するソースの指定。
POST-FADER OUTPUTで ”指定したアウトプットに流れる音” を録音(?)



・具体的にどう扱えばいいのか

こういったPCオーディオは、”音の通り道” をイメージして考えるとわかりやすいと思う。
Windowsのサウンドで言うと、”録音デバイスが音の入口、再生デバイスが音の出口”となる。


VMBで言うと、音の入口は、

・HARDWARE INPUT1(マイクなど
・HARDWARE INPUT2(マイクなど
・HARDWARE INPUT3(マイクなど
・Voicemeeter VAIO(PCの音
・Voicemeeter AUX(PCの音

の5つある。
一方音の出口も、

・HARDWARE OUT - A1 (出力デバイス)
・HARDWARE OUT - A2 (出力デバイス)
・HARDWARE OUT - A3 (出力デバイス)
・Voicemeeter Output - B1
・Voicemeeter Aux Output - B2

と5つある。
絵にしてみる。(Voicemeeter系の仮想デバイスは省略)

では、HARDWARE INPUT1にいつも使用しているマイクを指定。
HARDWARE OUTのA1にいつも使っているイヤホンを指定する。
そして、INPUT1の入力をA1に流すように指定する。

これで、”音の通り道”ができた。
簡単だけど、HARDWARE INPUT1に入った音がHARDWARE OUT - A1に出て行く。


Voicemeeter Bananaをインストールしたとき、

VoiceMeeter VAIO
VoiceMeeter AUX VAIO
という再生デバイス

Voicemeeter Output
Voicemeeter AUX Output
という録音デバイスという二つの仮想デバイスがインストールされた。
これらも音の出入り口として使用できる。
(VMB内で、B1と表記されているのがVoicemeeter Output、B2と表記されているのがVoicemeeter AUX Outputのこと。)

ところが、
VoiceMeeter VAIOVoiceMeeter AUX VAIOこの二つの再生デバイスが音の入口

Voicemeeter OutputVoicemeeter AUX Outputこの二つの録音デバイスが音の出口である。


例えばDiscordやSkypeなどは、再生デバイス音の出口録音デバイス音の入口になる。

Discordの音の入口(=録音デバイス)に、Voicemeeter Output(=録音デバイスで音の出口)を指定したらどうなるか。

VoiceMeeterの音の出口が、Discordの音の入口に接続される。じゃあ、Voicemeeterの音の入口に何か音楽を流してみたらどうなるか?

Voicemeeter VAIOからの入力をB1(Voicemeeter Output)に送るよう設定すれば、
Voicemeeterの音の入口(再生デバイスなわけだからVoiceMeeter VAIOを既定のデバイスにして音楽を流すだけでいい。)から入った音はVoicemeeterの音の出口(録音デバイス)に出て、Discordの音の入口(録音デバイス)に入っていく。これで、Discordで何か音楽を流すことができる。

HARDWARE INPUT1をB1に送るようにすれば、音楽と自分の声両方が同じB1の出口から出て行き、音楽と自分の声を両方流すこともできる。

ここまで書いて気付いたけどこれVoiceMeeter VAIOをB1に流すと既定デバイスのVoicemeeterVAIOにDiscordの他人の声が流れてループしてとんでもないことになるやん。

Discordの出力デバイスを別のにすればいいけど。

こんな感じかな? もっと高度なことしたいならソフトウェアごとに出力先デバイスを変更できるAudioRouterなどと併用すればかなり複雑なことできます。

1 件のコメント:

  1. 自分は右と左で耳の良さが違うから
    左右それぞれのイヤホンから出る音の大きさの調整方法を教えてほしいっす

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